再編集・芸者君香。其の二
◇行き先は一つ
君香の話によると、彼女が高校への通学に使っていた道筋に私の父の店があって、
其処で時々大学生だった私の姿を見掛けて淡い恋心を抱いて居たと言うのでした。
「あの頃とちっとも変わって居ないから、すぐに判ったわ」
絶えず笑顔でそんな事を話す気の良さそうな彼女を見ていると、
私の体の奥に眠っていた浮気の虫が頭を擡げて来て、一寸手を出して見ようかなと
思い始めます。
「それは悪いことしたねぇ。男は勃って来るからすぐ判るけど、
女は濡れてるかどうか触って見ないと判らないからね」
「まあ、イヤらしい。急に何のことなの、それ?」
「イヤ、あんたがオレに好意を持ってくれてたのを気が付かなくて悪かった、と言ったのさ」
「・・・・」
「それはそうと、今夜はあんたには世話を掛けたので、何かお礼をするよ。
あんた、ご飯は未だだろう?」
「まあ、世話だなんて、とんでもない。でも、ご馳走してくれるなら、遠慮はしないわ・・・」
金冠を被せた糸切り歯をキラッと光らせながら笑う口元が、如何にも人が良さそうで、
私も思わず顔を崩しました。
「この近くに私の知り合いの店があるのよ。そこへご案内しましょうか?」
私が頷くと君香は再び口許を綻ばせて、
「今は、お父さんと同じ仕事をしているんですか?」
「住んでる処は別だけど、仕事は同じだよ」
「さっきのお連れさんの中には、ちょいちょい呼んで貰う人もいたけど、
貴方とお座敷で会うのは初めてですよね」
「オレとはちょっとグループが違う連中なんだよ」
暫くそんな雑談を交わした後、
「何なら、私が車の運転をするから、そろそろ出ましょうか」
と、彼女は立ち上がりました。
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駐車場に停めてあった私のクルマに乗り込み、
君香に運転を任せて繁華街の裏通りへ出ました。
君香に案内されて、こざっぱりした寿司屋の座敷へ上がると、君香は、
「ビール、飲んでもイイ?」
と、私の顔を覗き込むようにして訊ね、頷き返すと、
彼女は銘柄を指定してビールの注文をしました。
その店で一時間ほど、君香と二人で鮮魚の造りや寿司を摘みながら
ビールを飲みましたが、君香の目許が薄紅色に染まってくるのと反対に、
どちらかと言えば専ら食う方に回っていた私の方は酔いがすっかり醒めて
しまった感じでした。
「ねぇ、君香姉さん、これから、何処か付き合って呉れるかい?」
「何処か?と言ってもね、お腹は膨れたし、行き先は一つしかないじゃない?」
「そうだね。高校生の頃に戻った気持ちで、
その一つだけの場所へ、これからどう?」
君香は一寸目を閉じて、考える仕種をしてから、
「さて、行くべきか、行かざるべきか」
と、言いながら、そっと私の肩へ頬を乗せてきました。
「初恋の涙に萎んだ花びらを咲かせてみようかしらね、とか何とか言って・・・」
歌うような口調でそう言う君香をふと見ると、アップに結った黒髪の束ね目に、
白い綿毛の上に薄いピンクの蘭の花をあしらった髪飾りを付けていて、
それが漆黒の髪に映えて、彼女の横顔を一際色っぽく見せていました。
そんな君香を急かせるように勘定を済ませると、今度は私が運転して、
郊外に幾つか並んで建っているラブホテル群の一つへクルマを乗り入れました。
「まあ、暑い事!この部屋、ヒーターの利き過ぎだわ」
部屋へ入るなり、君香はそう言って、慌ただしく向こう向きになると、
酔った大胆さなのか、サッサと帯を解き、着物を脱ぎ始めました。
着物だけかと思っていると、そうではなく、長襦袢も肌着脱いで、
ノーブラの白い背中を曝け出し、アレよアレよと思っている間に、
スッポンポンの真っ裸になってしまいました。
私の方を振り向くと、
やや垂れ気味ながら見事に盛り上がった巨乳が目に飛び込んで来ました。
なだらかな胸下には、両の乳房に削がれた様に深い谷間が刻まれています。
圧倒された思いで視線を下げると、白く張りつめた下腹には、黒々とした陰毛が
渦を巻いたように生え茂り、開き気味の太股の付け根に黒ずんだ大陰唇の
盛り上がりが覗いています。
人一倍スケベな私の旺盛な性欲をそそり立ててくる眺めでした。
君香はそれを隠そうともせずに、寧ろ誇らしげに私の目の前へ曝け出して、
コケティッシュに微笑んでいるのでした。
「アンタも、早く裸になって、お道具を見せて!」
ここで押されていては男の恥とばかり、私も急いで服を脱ぎ真っ裸になりました。
君香の肉付き豊かな裸の素肌に刺激されて、逸物は既に痛いほどに充血し、
青筋立ててギンギンに勃起しています。
私はそれを片手で握って、グイと根元の方へ包皮を扱き、
赤黒く膨れ上がって、テカテカと照り輝いている亀頭を見せつけるように、
彼女の目の前へ突き出してやりました。
「まあ、ご立派!立派なお道具だこと」
君香は大袈裟な口調でそう言って、目を丸くして見詰め、
「こんな大きなお道具見るのは初めてだわ、ねぇ、一寸触らせてェ」
と、手に取って、食い入るように目を輝かせて見ています。
逸物はそのまま君香の手に任せておいて、やおら彼女の裸の体へ抱き付いて、
キスをしながら、胸へ手を当て、乳房を掬い上げるように持ち上げます。
ズッシリとした重量感が掌へ伝わり、この深い谷間へ怒張した逸物を挟んで、
擦って貰ったらさぞ気持ち快かろうと、直ぐにそんな事を考えます。
「さあ、早くベッドに入ろうか?」
乳房を揉みしだいている裡に、気分が昂ぶって来て逸物は彼女の手の中で
カッカ、カッカと熱を含んで、まさに爆発寸前の状態にまで膨れ上がっています。
君香の話によると、彼女が高校への通学に使っていた道筋に私の父の店があって、
其処で時々大学生だった私の姿を見掛けて淡い恋心を抱いて居たと言うのでした。
「あの頃とちっとも変わって居ないから、すぐに判ったわ」
絶えず笑顔でそんな事を話す気の良さそうな彼女を見ていると、
私の体の奥に眠っていた浮気の虫が頭を擡げて来て、一寸手を出して見ようかなと
思い始めます。
「それは悪いことしたねぇ。男は勃って来るからすぐ判るけど、
女は濡れてるかどうか触って見ないと判らないからね」
「まあ、イヤらしい。急に何のことなの、それ?」
「イヤ、あんたがオレに好意を持ってくれてたのを気が付かなくて悪かった、と言ったのさ」
「・・・・」
「それはそうと、今夜はあんたには世話を掛けたので、何かお礼をするよ。
あんた、ご飯は未だだろう?」
「まあ、世話だなんて、とんでもない。でも、ご馳走してくれるなら、遠慮はしないわ・・・」
金冠を被せた糸切り歯をキラッと光らせながら笑う口元が、如何にも人が良さそうで、
私も思わず顔を崩しました。
「この近くに私の知り合いの店があるのよ。そこへご案内しましょうか?」
私が頷くと君香は再び口許を綻ばせて、
「今は、お父さんと同じ仕事をしているんですか?」
「住んでる処は別だけど、仕事は同じだよ」
「さっきのお連れさんの中には、ちょいちょい呼んで貰う人もいたけど、
貴方とお座敷で会うのは初めてですよね」
「オレとはちょっとグループが違う連中なんだよ」
暫くそんな雑談を交わした後、
「何なら、私が車の運転をするから、そろそろ出ましょうか」
と、彼女は立ち上がりました。
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駐車場に停めてあった私のクルマに乗り込み、
君香に運転を任せて繁華街の裏通りへ出ました。
君香に案内されて、こざっぱりした寿司屋の座敷へ上がると、君香は、
「ビール、飲んでもイイ?」
と、私の顔を覗き込むようにして訊ね、頷き返すと、
彼女は銘柄を指定してビールの注文をしました。
その店で一時間ほど、君香と二人で鮮魚の造りや寿司を摘みながら
ビールを飲みましたが、君香の目許が薄紅色に染まってくるのと反対に、
どちらかと言えば専ら食う方に回っていた私の方は酔いがすっかり醒めて
しまった感じでした。
「ねぇ、君香姉さん、これから、何処か付き合って呉れるかい?」
「何処か?と言ってもね、お腹は膨れたし、行き先は一つしかないじゃない?」
「そうだね。高校生の頃に戻った気持ちで、
その一つだけの場所へ、これからどう?」
君香は一寸目を閉じて、考える仕種をしてから、
「さて、行くべきか、行かざるべきか」
と、言いながら、そっと私の肩へ頬を乗せてきました。
「初恋の涙に萎んだ花びらを咲かせてみようかしらね、とか何とか言って・・・」
歌うような口調でそう言う君香をふと見ると、アップに結った黒髪の束ね目に、
白い綿毛の上に薄いピンクの蘭の花をあしらった髪飾りを付けていて、
それが漆黒の髪に映えて、彼女の横顔を一際色っぽく見せていました。
そんな君香を急かせるように勘定を済ませると、今度は私が運転して、
郊外に幾つか並んで建っているラブホテル群の一つへクルマを乗り入れました。
「まあ、暑い事!この部屋、ヒーターの利き過ぎだわ」
部屋へ入るなり、君香はそう言って、慌ただしく向こう向きになると、
酔った大胆さなのか、サッサと帯を解き、着物を脱ぎ始めました。
着物だけかと思っていると、そうではなく、長襦袢も肌着脱いで、
ノーブラの白い背中を曝け出し、アレよアレよと思っている間に、
スッポンポンの真っ裸になってしまいました。
私の方を振り向くと、
やや垂れ気味ながら見事に盛り上がった巨乳が目に飛び込んで来ました。
なだらかな胸下には、両の乳房に削がれた様に深い谷間が刻まれています。
圧倒された思いで視線を下げると、白く張りつめた下腹には、黒々とした陰毛が
渦を巻いたように生え茂り、開き気味の太股の付け根に黒ずんだ大陰唇の
盛り上がりが覗いています。
人一倍スケベな私の旺盛な性欲をそそり立ててくる眺めでした。
君香はそれを隠そうともせずに、寧ろ誇らしげに私の目の前へ曝け出して、
コケティッシュに微笑んでいるのでした。
「アンタも、早く裸になって、お道具を見せて!」
ここで押されていては男の恥とばかり、私も急いで服を脱ぎ真っ裸になりました。
君香の肉付き豊かな裸の素肌に刺激されて、逸物は既に痛いほどに充血し、
青筋立ててギンギンに勃起しています。
私はそれを片手で握って、グイと根元の方へ包皮を扱き、
赤黒く膨れ上がって、テカテカと照り輝いている亀頭を見せつけるように、
彼女の目の前へ突き出してやりました。
「まあ、ご立派!立派なお道具だこと」
君香は大袈裟な口調でそう言って、目を丸くして見詰め、
「こんな大きなお道具見るのは初めてだわ、ねぇ、一寸触らせてェ」
と、手に取って、食い入るように目を輝かせて見ています。
逸物はそのまま君香の手に任せておいて、やおら彼女の裸の体へ抱き付いて、
キスをしながら、胸へ手を当て、乳房を掬い上げるように持ち上げます。
ズッシリとした重量感が掌へ伝わり、この深い谷間へ怒張した逸物を挟んで、
擦って貰ったらさぞ気持ち快かろうと、直ぐにそんな事を考えます。
「さあ、早くベッドに入ろうか?」
乳房を揉みしだいている裡に、気分が昂ぶって来て逸物は彼女の手の中で
カッカ、カッカと熱を含んで、まさに爆発寸前の状態にまで膨れ上がっています。
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ご挨拶
Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。
生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。
*このサイトは未成年にふさわしくない成人向け
(アダルト)のコンテンツが
含まれています。「アダルト」とは
「ポルノ」のみを指しているのではなく、
社会通念上、
18歳未満の者が閲覧することが
ふさわしくないコンテンツ
全般を指します。
したがって、アダルトコンテンツを
18歳未満の者が閲覧することを
禁止します。
*投稿・御意見・苦情など、何なりとお寄せ下さい。
尚「相互リンク」を希望される方も、
メールにてお申し込みください。
yorozuya_tarou02@yahoo.co.jp
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