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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 小説・大岡川ラブロマンス。其の三
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小説・大岡川ラブロマンス。其の三

◇思いがけない出来事
芸者秘話3-1
富士金属株式会社の社長である男の名はは小堀と言う。
社名からはどんな会社か想像し難いが、一種の屑鉄回収の会社で、
横浜市内に二箇所、綾瀬市に一箇所の工場を経営して、
相当ボロ儲けをしている屑鉄屋のボスであった。

話題のレアメタルを屑鉄の中から分離抽出する技術で、それこそ面白いほど、
儲け尽くした小堀は、この箱根に豪壮な別荘を構えたのが三年前。
バブル期に大手不動産会社が開発した別荘地に、これまた当時
絶頂に有ったメーカの保養所として建築された物件で有った。

「あら!!ずい分立派な別荘じゃないの、あたしこんな別荘で三日で好いから
 主人になって見たいわ」サツキはそれこそ度肝を抜かれた。
社交界でホステスを遣っていると色々な資産家や政治家や名士と知り合う。
時にはお屋敷に招かれたりもして、立派なお屋敷も度々見せて貰っていたが、
然し、小堀の箱根の別荘はずば抜けていた。

築山あり、川もあり、天然植物園ありで、こんな豪壮なお屋敷の主人公が
屑鉄屋のボスとは勿体無かった。物語にも出て来る公子様か何かが
主人公で、大勢の子女にかしずかれていてこそ相応しいようなお屋敷であった。

「気に入ったかね。君さえその気なら何日居ても好いんだよ」
小堀はそう言ったが、事態は急変した。小堀の経営する横浜の工場近くで
爆発火災があり、小堀の工場もその影響を受けたと緊急連絡が入った。
「サツキ君、わしは是から横浜に帰って状況を見て来るから、君は此処に
 泊まって待ってて呉れ、遅くとも明日の昼までには帰って来るから、
 待っていて呉れないか」
「私も帰ります」
「それじゃ何の為に来たか判らないじゃないか。約束の金は用意してあるから、
 渡して置くよ。好いね待ってて呉れよ」
「判りました、それじゃ気をつけて行ってらっしゃいませ」


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和服ヌード024
サツキは割り当てられた日本風の座敷で、湯上り後の化粧を終えて、
テレビを見ながら寛いでいた。
「お姐さん、いい体しているじゃねえかよ、あんなヒヒ爺々にはもったいねゃな」
いつの間にかサツキの背後に立った三十前後の小男が、いきなり肩を掴んだ。
「あッあー、あなたは誰です?」

色の浅黒い小男が薄気味の悪い微笑を見せて立っていた。
唇の厚い味噌っ歯、それこそ動物園にこんな醜悪な動物は居そうも無い程の
男であった。ぞぉーと寒気がする程不気味な男であった。

「此処の風呂番でさあ、うちのご主人は年中綺麗な女を
 この別荘に連れ込んでは楽しんでいなさる。
 わっしは年中、風呂の中で繰り広げられる痴態のさまを
 覗いて見るばかしだった。ねぇ、姐さん、わっしも一度、
 貴女の様な綺麗な女の体を思う存分抱いて見てえ。
 丁度、ご主人様は、急用が出来で今車でお帰りになった。
 その間に一つ、ご馳走にあやかりてえ、ねぇ、いいでしょう?」
小男は尻羽織った股間から、俗に言う紫色雁高という見事な逸物を
覗かせてサツキをその場に捻じ伏せた。

「アー!何をするのさ、旦那さんに言いつけるわよ」
不意を突かれたサツキは敷いてあった夜具の上に倒れた。
湯上りで浴衣に着替えていたサツキの乱れた裾からふくらはぎが白く現れた。
「あゝ、言いつけてもいゝだよ」

小男は熱い息を肩や首筋に吐きながら、女の太腿に片手を割り込ませるや、
むんずと急所の辺りを抑えた。好き者のサツキであっても流石に気味悪くなり、
「畜生ツ!は、離さないか!」
抑え付けた小男の腕に噛み付くと、
「あツ!な、なんて事をしやがる」

小男は噛みつく女の髪をむんずと鷲掴みにすると、
顔を後ろにきゅっと仰向けるや、
「何て往生際の悪い女だ、ふん縛って仕舞うからそう思え!」

脱ぎ捨てた女の絹しごきを手にするや、暴れながら噛みつくサツキの
白い両の腕を後ろに通して縛り上げた。
「どうだね、これでも噛みつくかね、金持ちの旦那ばかり喜ばせるもんじゃねぇやな
 こんなブ男でも、ホレ、此の通り立派な道具を持っているんだ。
 沢山ご馳走して上げるから、ちったア大人しくして股を広げるもんだ。
 ヘッへへ、どれ、観音様を拝ませて貰うとしようかな」

風呂番の小男はニヤリと笑うと、後手を縛られた女の太腿をぐッと押し広げるや、
「何て毛深い女だ。オマンコ好きな女は毛深いと言うが、
 お前さん、満更この道は嫌いじゃあるめえ。好い道具をしてやがる。
 何て好い色をしているんだ、久し振で拝む観音様、喉が鳴りやがる」

小男は膝をつくと押し広げた女の恥部に近々と顔を寄せて覗き込む。
むっちりと土手高の恥丘には、風呂番の小男が感心している程黒々と
春草が密生し、真紅な秘肉は大勢の男を歓喜させるには充分な道具揃である。

「余りふざけたことをすると、今に酷い目に合うからそう思うが好いよ、
 あたしはこれでも横浜の社交界で名を売ったホステスだよ。
 警察関係のお偉いさんだって知ってるだからね、
 お前の様な不細工な男には、指一本触れさせないからね!」
サツキは歯軋りして悔しがった。
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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