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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 家賃2万円の家に住むまで。其の2
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家賃2万円の家に住むまで。其の2

2015/03/08(Sun)06:50
◇日曜大工仕事でボロ屋を蘇らさせる。
2.jpg
現状の借家正面
リホーム完了時にはこの様な見付に成ります。
画像12002 080a
画像12002 079a

この物件の情報を私が知ったのは2年前の事です。賃貸物件のネット情報で格安の貸別荘を捜して居りました。
三浦半島から逗子、鎌倉、茅ヶ崎、平塚、大磯、真鶴、湯河原、熱海、網代、宇佐美、伊東と
海で遊べる処を、軒並み探し求めて居たのです。

この物件の現在の地主さんが3年ほど前に『歯科医』を閉院して他の場所に移転した前オーナーから
譲り受け、建物を取り壊し更地にして駐車場になさったのですが、その時前オーナーの御両親が以前
に住んで居られた別棟のこの屋敷が外観の傷みに比べ内部の造作が丁寧に作られていて、
取り壊すには忍びない、と保存されたのです。

が本格的にリホームするには数百万円程掛る、との事で着工を躊躇されて居りました。
そして「リホームは借家人に任せるから2万円+管理費3000円」で仲介業者に委託されたのです。

それから2年数件の引き合いが有りましたが、「リホームに数百万掛る」と聞くと、誰も手を出す人は
居りませんでした。私は自分で全て遣ったら幾ら位で出来るものか。そして私の技量を確かめる為に
今の築45年の我が家をリホームして、自分の技量を確かめようと、昨年の6月から三か月掛けて
我が家のリホームに取り掛かりました。

その内容は①屋根板の取替②ベランダの鉄部分の錆落としと再塗装③ベランダの塩ビ板の取替
④ベランダのフローリング交換⑤全ての霧除け屋根の腐食部分の修繕と再塗装⑥物置と台所の
ドアー板張り替え⑦居室の襖紙の張り替え⑧そして建物全体の外壁の再塗装、等です。

そして三か月の歳月と材料費などの購入費が30万程で何とか人様に見せられる程度の
リホームが完了しました。
私にも是位の事は出来ると、自信を持ち伊東の物件を借りる事にしたのです。

人が其処に住むと言う事は、其の人の運命を左右する前世からの“縁”が働いている。
と私は思って居りました。

自宅のリホームの経験から部材の購入費は50万~70万以内に抑える事に確信が持てました。
契約に当たっては最低でも6年間は現在の条件で更改を続ける事。を一行追加して貰いました。

70年を横浜で過ごした私ですが、晩年には横浜では無い土地に移り住む運命に有ると
若い頃から思って居りました。
その時が愈々来たのだと思って居ります。広告に出されて二年、誰も手を出さなかった、
廃屋に住む事は私の運命だと思って居ります。

其れを感じるのは此の家の隣が材木屋なのですが、今は廃業して二年が経ち、
ご主人は違う仕事に付き、奥様が留守番しているお店です。
見れば材木のストックは十分にあり、
「使えるものは、自由に持って行って下さい」と言うのです。
タダと言う訳には行かないでしょうが、格安で譲って頂けそうです。

昼に立ち寄った食堂のランチが美味かった事、
伊豆の地酒だと云うので頂いた酒の美味かった事。

土地柄も良し、食物も良し、人情も良し、此処が私の晩年を送る、
綏の住処に成りそうな場所です。
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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