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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 代用教員時代の性春。其の五
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代用教員時代の性春。其の五

◇昔も今も◇
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好都合というか、離れに住んでいた祖母が亡くなり、庭の隅の一軒家のその離れを
私が遣うことに成った。其の離れに移ってからは、私の行為は親達の気配を気にせず
とも済む様になった。

住環境の変化が私の無軌道な行為に拍車をかけた。男の子も含めて子供たちが
遊びの場代わりに私の部屋に出入りしていたから、私は人気のある
良い代用教員だと思われていたようだった。

私の離れの部屋に集まる子供達は、早熟なのも居たが、普通はあどけない小学生だった。
体格ばかりがいい女の子でも、性には無頓着な子が多かった。和子や喜久子のように
積極的に接近して来るのは五人に一人くらいのものだったかも知れない。

先生と言う立場の私に遠慮していた子も中にはいたと思うが、
其の気のある子は他の子供に気付かれない角度からスカートを捲くって見せり、
じっと私の顔を見つめて落ち着きなく胸のあたりに手をやったりするので、直ぐに判った。

当時の子供はある面では正直だったといえるのではないだろうか。
食料事情が悪く、体格も今に比べれば雲泥の差なのに、ませていた子は大人並みの
知識と欲望があり、そうでない子たちは、ほんのこどもでしかなかった。

あの不自由な時代も、現代の飽食の時代でも、突出してませた女の子はいるもので、
ほぼかわりはないのだと痛感している。また五十五年前でも援助交際をしていた女の子は
居たものだし、現代で改めて騒ぎ立てるのは歴史を知らないからだと思う。

ともかく私が代用教員についていなければ、恐らくこんな経験は出来なかっただろう。
未亡人先生とも相変わらず続いていた私は、先生から呼び出しがあるたびに、
自宅を訪問して、二階の寝室で大人のオマンコの相手をさせられていた。
私が行く日は、子供たちを実家に預けてあったから、遠慮なく裸の肌で絡み合った。

先生は結婚生活の年月が短く、女として開花する前に夫を兵隊に取られてしまったから、
子供二人を立て続けに生んだ後の性生活は皆無だったようだ。


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ことに先生としての職業柄、まだまだ聖職として考えられていた時代だったから、
男女関係は人目も考えなくては成らなかったのだろう。
世の中は性的には乱れていたにも関わらず、一方では、
「男女七歳にして席を同じゅうせず」的な、古い思想も同時に存在していた。
二十歳前の私からみると、先生はかなり年を取っているように見えたが、
彼女はまだ三十代の前半だった。

和子との仲がクンニとペッティングから進展しなかったのは未亡人先生との荒淫で、
子供相手がつまらなくなったからだった。
それでも、先生との間が十日も空くと、和子の割目に愛撫をしたり、
亀頭だけ押し付けて擬似性交をして濃い精液を吐き出した。

和子はそれだけでベベをしたと思い込んでいたようだった。
もう一押しすればチューインガムが伸びたような肉が残っている膣の中に
埋める事が出来るのは分かっていたが、なぜか其処までする気持ちには成れなかった。
未亡人先生の存在がなければ、大人の性を知らなかった私は少女達と
問題を起こしていたろうと、冷や汗が出る思いだ。

未亡人先生は翌年私が大学へ進んだ後で、同じ教師仲間の男性と再婚したそうだが、
私が東京に定住し何十年も経ってしまって、その後の消息は知らない。
生きて居られれば九十歳くらいにはなっているはずだが。
宿直室での童貞喪失と性器相舐めは忘れられない事件だった。

少女は純潔で、その少女を弄ぶ男は全て悪人だというマスコミや婦人団体や
教育関係者の論調には賛同できない。
「買春禁止法」を作った関係者は、人間の性を知らなすぎるのではないかと思う。

昔の思いでの一端を記してみたが、その後の人生では、少女達に出会う
機会が少なかったが、昔も今も十二歳前後の少女の性衝動や
性行為は変わっては居ないはずた。
END
  1. 私の性遍歴
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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