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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 小説・大岡川ラブロマンス。其の四
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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」

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小説・大岡川ラブロマンス。其の四

◇野獣の微笑
和久井映見10
血に飢えた男にそんな啖呵は糠に釘であった。小男は目をキラキラと光らせて、
「殺されてもかまわねぇ。こんな罪な体をしているお前さんに罪が有ると言うもんだ。
 どれ一つ、舐めさせて貰うとしょうか」
ぐっと指で秘肉を押しわけるや、風呂番の男はやにわに唇を押し付けた。

「あッ!な、何てことを・・・恥知らずなことを・・・は、離してよ」
サツキは声を立てた。シーンとした夜の邸内には誰一人住んでいないらしく、
松の葉が風で鳴っているばかりであった。サツキは諦めざるを得なくなったと悟ると、
「今度言いつけて遣るからそう思うがいい汚らわしい。お前みたいな男に・・・・」

悔しがる女の声を耳にもせず、風呂番の男は犬が水を啜る様な音をさせながら、
長い舌端を奥に入れたり出したりした。時々歯で急所をきゆっと噛む。
「あぁッ!」
生身の悲しさ、例え醜悪な男から手籠めにされては居ても、痒い所は痛む。
サツキは男から色々と口には言えない様な玩弄を受けて来た。
鼻の下の長い男達はサツキに、砂糖に群がる蟻の如く群れ集まる。
札束を投げ出してはサツキの肉体の前で随喜の涙を流す。果てには色々な
嫌らしい所作を求める。時には、「どれ、舐めて上げ様か」と股間に顔を埋める。
がそれはそれまでゝある、余りいゝと思ったことはなかった。

が、然し、今夜の風呂番の男の場合は違うようだ。貧しい破れ半纏の小男は、
サツキの肉体に全生命を賭けている。主人に見つかったり、言いつけられたら、
其の場で首になる。それを覚悟で彼はサツキの肉体に挑んで来ていた。
倦怠期1-2
旦那連中は金さえ払えば、サツキの肉体を自由に出来るが、
この風呂番の場合は違う。無理に手籠め同然に、両腕を後手に縛ってから、
こうして唇で舐めている。熱の入れ方が金を払って肉体を自由する男達とは
違っていた。生命さえを覚悟した男の愛撫・・・。

思わずサツキは目を閉じると、両脚を拡げてフーとタメ息をついた。
膿んだ箇所を鋭利な刃物でほじくるような快感が、
風呂場の男の舌が動くたびにジーンと背筋を走った。


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ザラザラした舌が敏感な小豆の先まで届いては、その先端でじゃれつく始末。
「あゝ・・・・」と思わず感じやすいサツキは声を洩らした。

男は女の体が少しづゝ熱くなるばかりか奥からヌルヌルしたものまでも流すので、
もう何をしてもいゝと思ったのであろう。しきりに舌を動かして急所を攻めていたが、
頃合いを見計らって、
「姐さん、本当にいゝ道具をしてるじやねぇか、もうこれで俺は死んでも好いと
 思っているんだ。さあ、一つ、これが、ホレこの通りの有様だ、
 一杯掘らせておくれでないか」

ピーンと勃起したものをサツキの目の前に出して見せた。
後手に縛られているサツキは、
「もう、如何にでもしてよ、その代わり誰にも内証にしてよ。
 さあ、この腕を解いてよ」
OBA2-3
こうなった以上は破れかぶれである。いろんな旦那衆のものを見たり、
弄ったりして来たサツキでも、この小男の様な立派なものは一度も無かった。
金のある旦那に限って意気地がない程萎縮していたり、それに唐辛子の
大きさしかなかったりしが、神様は公平なのだ。この風呂番の様な見栄えの悪い
男には、分に過ぎた立派な逸物を授けていた。

「ようがす、誰にも口外するこっちゃございません」
男は縛っていた後手を解くなり、褌の紐を外してサツキの浴衣の前を
ぐっと左右に押し広げるや、ヌルヌルしたものを十分に膣口辺りに塗りつけてから、
カチカチに勃起した逸物をそろそろと進めていった。

「あゝ・・・何て、好いんだろうねぇ」
サツキは裸の腕で顔を隠しながら、思わず歯を喰いしばった。
ズーンと全身が痺れ、秘肉が茎胴に引きすり込まれるのがわかった。

「姐さん!堪えられねえや、いっそう此の侭如何にかなりそうだ」
片目を瞑ると根元まですっぽり嵌め込んで男は、
「姐さん、手を遣ってごらんなせい、これ、この通り、俺の息子が
 すっかり入っちまいやがった。身も心も蕩けるてなことは、
 こう言う事を言うんでしょうねぇ」

風呂場の男は浅黒い顔を尚もあ赤らめて、
「姐さんのような好い女と、毎晩こんな事の出来る男は、
 世界一幸せ者さあね」  
  1. ホステス物語
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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