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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 従兄妹同士。其のニ
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従兄妹同士。其のニ

◇丸見えのオメコ◇
君恵
「・・・!?」
木立ちに入っていった私の目に飛び込んできたのは、全裸の純子だった。
落としていったブラジャーを探しているのだろうか、
純子は鞄の中をがさごそとかき回している。
私に背を向けている状態なので、お尻が丸見えだ。
洋服越しでは判らなかったが、カラダは華奢なのに、
純子のお尻は女で有る事を主張するかのように豊かな丸みを帯びていた。

純子はブラジャーを探すのを諦めたようで地面にバッグを置き、こちらを向いた。
私は慌てて身を隠した。このまま河原に戻ろうかとも思ったが、
私は欲望に勝てなかった。そっと木陰から顔を覗かせた。

純子の乳房は、まだ蕾の様に固そうだった。乳房の中心にある乳暈は極めて小さく、
肌の部分と区別がつかないほどの淡い色をしている。乳首はほとんど平べったく、
乳暈との境がわからない。乳首の先端が少し引っ込んでいるので、漸くそれと判る位だ。

そうこうすると純子はタオルでカラダを拭い始めた。膨らみ始めた乳房がブルブルと揺れる。
(へえ、固そうに見えるんに、ようさん揺れよるなあ)

今まで純子に対して劣情をもよおした事など無かったのに、私のチンポは硬くなってきた。
先走り液が滲んでくる感触が尿道を伝わる。
私は自分のものの昂ぶりを抑えようとしたが無駄だった。
地面に落とした積もりの視線が、純子の股間を捉えていた。
まだ発毛していない純子の割れ目が丸見えだった。

カラダを拭き終えた純子は、バッグの中から小さな布切れを取り出した。
それは、大人の女性が穿くようなスキャンティという色っぽい下着だった。
(あんなに小さいんを穿いとるんや。ちょっと前までおへそまで隠れるデカパンやったのに・・・)

スキャンティを穿こうとしてバランスを崩した純子がしりもちをついた。
私の目は純子のオメコに釘付けになった。プックリ膨らんだ、一本の線があるのみだ。
花弁は完全には発達しておらず、固く閉じた大陰唇におさまっている。


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natu6.jpg
私は無意識のうちに水泳パンツの股ぐりから勃起したチンポを取り出し、握り締めていた。
「キャーッ、勇実ちゃん!」
私に気付いた純子が声を上げた。
私は勃起したチンポを曝け出したまま、木陰に隠れた。

「ずっと、覗いてたんか?」
まだ着替えを終えてないにも関わらず、純子が頬を赤く染めてこちらにやってきた。

「えっ!?」
これ以上、チンポの皮が伸びきれないほどの限界まで大きくなった
私の勃起したチンポを見て、純子の全身が羞恥に染まった。
薄い桜色をしていた乳暈にも赤みがさし、肌との境がはっきりする。

「うっ!」
「キャーッ!」
私は不覚にも射精してしまった。白濁液が純子の首から胸にかけて飛び散った。
私は「ごめん」とだけ言うと、そそくさとその場から立ち去った。

帰り道、私は何もしゃべる事が出来なかった。
が、しかし気まずい沈黙を破ったのは、純子の方だった。
「勇実ちゃん、キスしたことある?」
「あ、ああ、まあな」
咄嗟にそう返事してしまったものの、当時の私はキスはおろか、
正直いって女の子とデートしたことすらなかった。

「なんや、そうかあ・・・」
純子は寂しげな声でそう言った。
「勇実ちゃんのファーストキスの相手、うちやったらよかったんに・・・残念やわ」

二人の視線が絡まりあった。
私が抱き寄せると純子は目を閉じた。唇の距離が縮まっていく。
歯と歯がぶっかった。ふたりとも震えていた。お互いの歯がガチガチと鳴った。

それ以後、純子とは何もなかった。お互い幼すぎたのだろう。
私はキスしてしまった従妹に、どう接していいのかわからなかった。
純子も私と同じ心境だったのだろうと思う。
何時しか二人は避け合うように成っていた。
  1. 夫婦の今と昔
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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