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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 従兄妹同士。其の四
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従兄妹同士。其の四

◇二人で生きる◇
H-11bb.jpg
私達は部屋に入るなり抱き合った。遠い過去を思い出しながら、私は純子にキスをした。
だが、幼かったあの時の様に互いの歯がぶつかり合う事は無かった。

ブラウスの前を肌蹴させ、ブラジャーのホックを外すと、純子の乳房がポロリと弾け出た。
純子の乳房は片手には収まりきらないほどに成長していた。
綺麗な半球形をした張りのある乳房だが、揉むと溶ける様に柔らかい。
ただ陥没こそしていないが、殆ど勃起していない乳首に、あの日の面影を残している。
その乳首を口に含むと、忽ちしこってきた。

私は純子のパンティを脱がした。純子のオメコが露になる。
純子のオメコはすっかり成熟していた。中心部からサーモンピンクの花弁がのぞいている。
よく発達した大きめのその花弁は、左右対象の美しい形をしている。

「・・・勇実ちゃん、ああっ、うち、恥かしいわ」
私は、濃く生え揃った陰毛に頬擦りをした。すると次第に陰毛がそばだってくる。
その感触はしなやかで心地よい。

「・・・うっ・・・うっ」
クリトリスを包皮ごと舌先で転がすと、私の口内にあるそれは徐々に大きくなってきた。
純子は出そうになる声を懸命に堪えている様だった。ふと、口を離してそこに目をやると、
勃起しきったクリトリスが包皮から顔をのぞかせ、真珠色の輝きを放っていた。
花弁の中心からは淫液が滲み出てきている。

「こんなけ、ようさん濡れとる。辛抱せんでも、ええんやで」
「は、恥かしいわ・・・もう堪忍して!」
私は純子から溢れる淫液を啜った。ジュルッ、ズズッと大きな音が部屋に響く。
「・・・あっ・・・あっ・・・あんっ」
純子の声が少しずつ高くなる。
「いくで!」
私は純子のオメコにチンポを一気に突き入れていった。
「ううっ!」


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純子の顔が苦痛に歪む。純子のオメコは私のチンポを強く締め上げてくる。
うかうかしていると、押し戻されそうだ。
そして私はもう一度、チンポを一気に純子のオメコを貫いていった。
「痛っ、痛いっ・・・勇実ちゃん、痛いよーっ!」

純子のオメコは根元まで埋まった私のチンポに吸いついて来た。
まるでタコの吸盤のようだ。
「ああーっ、勇実ちゃん、勇実ちゃん、好きや、好きやねん」
私は、十年近くかかって育んできた思いの丈を、純子のオメコの中に迸らせた。

「初めてやったんか?」
「そや・・・うちの処女をあげられるんは、勇実ちゃんだけやもん」
シーツを染めた鮮血が眩しく感じられた。
そして私達は抱き合ったまま、いつしか眠りに落ちた。

翌朝、私が目を覚ますと純子は先に起きていた。
窓の手すりにもたれながらこう言った。
「うち、あの時から、ずっと勇実ちゃんのこと好きやったんよ」
柔らかな純子の耳の端に、朝日が透き通って見える。
「ようやく、元に戻ってきたんやね」
純子は、屈託なく微笑んだ。
「ああ、遠回りやったけどな」

それから二人は、その土地で薬の行商の仕事を見つけた。
懸命に働いて、今では店を構えるまでになった。
田舎に残してきた私達の両親は、地主の嫌がらせを受け、
しばらく苦労させられたと聞いた。だが、その後長男にも縁談がまとまり、
和解したという。お陰で私達の親は、細々とだが元のように田畑を耕す
生活を続ける事が出来たと言う。その両親も、既にこの世にはいない・・・。

「ちょつと休みいな・・・勇実ちゃん!」
妻が倉庫までお茶を持ってきてくれた。
窓から差し込むきらめく夕日が、純子を美しく照らした。
END
  1. 夫婦の今と昔
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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