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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 温泉旅行で男の良さを知った。其の五
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温泉旅行で男の良さを知った。其の五

◇倦怠期も何のその◇
名称未設定 X0015
眠っていた子供が起こされでもしたように、あの一泊旅行によって
私はセックスに対する認識をかえていました。今までは夫と離れ離れになってはいても、
テレフォンセックスだけでも欲求は満たされている、私はそれほど淫乱な女じゃない。
こう信じて疑ってはいませんでした。

ところが温泉街で予想外の情事を経験してから、私はそんな認識を一変させずには
いられなくなりました。やっぱり生身の男っていいもんだわ。
電話を通してのセックスなんかとても比較にならない。とくにイケイケHは刺激的・・・。

行きずりの男を相手に私はあんなに燃えてしまいました。私はかってあれほど貧婪な
自分を知りませんでした。あの時の私は、私の知らないもう一人の私だったのです。

知らなければどうと言うこともことを知ってしまった背徳感。
そして誰にも言えない、背筋がゾクゾクするような密やかな愉悦。
私はもう今までのように貞淑な単身赴任妻をやっていく自信はありませんでした。

けれど私は決してあの夜のランチキを悔いて居る訳ではありません。
それどころか、感謝したいくらいの気持ちで一杯でした。なぜなら・・・。
「よう!三ヶ月のご無沙汰だったな、順子。浮気しなかっただろうな」
翌月の連休に夫が帰って来た時の事です。夫は相変わらず脳天気でしたが、
「お、お帰りなさい、あなた。浮気なんてもちろんしてないわよ」

帰って来るなり早速夫は私を抱き締めました。まだ陽も高いというのに
私達は寝室に直行したのです。それは毎度の習慣でした。
「さあさあ脱ごう脱ごう!成田に着いた時からズキズキしっ放しだぜ」

夫の情熱ぶりも何時もなら嬉しいのですが、今回ばかりはドキドキせずには
居られませんでした。もしかしたら夫に不倫を看破されるのではないだろうか。
すねに傷持つ身の私は、裸に成った瞬間から心臓が飛び出してしまいそうでした。
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そのくせ私のカラダはいつになく興奮していました。後ろめたさがおかしな欲情を
煽り立てて、息苦しいほどでした。そして愈々裸になると、
「何だか順子、おまえ、少し色っぽくなったんじゃないか?」
夫がニヤニヤしながら呟いた時には思わず飛び上がりそうになりました。
まずい、こうなりゃ先手必勝だわ、とばかり私は夫にしがみついていったのです。


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「待ち遠しかったわぁ。この三ヶ月!抱いて、抱いてあなたっ」
「おおっ、いやに激しいじゃないか。淡白なお前にしちゃ珍しいな」
「そんなことないわ。私は何時だってあなたを求めているのよ」
私は夫を組み伏せ、その股間に顔を埋めていました。
夫に気取られてはいけないという気持ちは勿論でしたが、
それより異常なくらいに性感自体も昂ぶっていたのです。

そんな激情に背中を押されて、私は何かに取り憑かれたように夫のペニスを
しゃぶりたてていたのです。八分どおり硬くなっていたものは、忽ち私の口中で
りんりんと猛りたってゆきました。私はかってないほど欲情していました。

あの乱交を経て男は夫だけじゃないと気付かされたのは確かです。
夫以外の男と寝ることが、どれほど楽しいことかという事に目覚めてしまったのです。
けれど、その一方で夫婦生活に新鮮味が生まれようとしている事もまた事実でした。

つまり私は他の男を経験した事によって、新たに夫の快さを再確認していたわけです。
その証拠に私は夫をまえに新婚以来の興奮を味わっていました。
「い、いったいどうしたんだよ、順子。いつものおまえじゃないみたいだな」
怒涛のフェラチオに気押しされたのでしょう、夫も目を白黒させています。
私の欲望はもうとどまるところを知りませんでした。

「いいの、いいの!もっとしゃぶらせて、ナメナメさせてン」
いくら愛撫しても、足りないくらいでした。舐めても、舐めても、吸っても吸っても、
私の性感は満足すると言う事がなかったのです。

「よーし、じゃあ、オレもお返しだ。そのまま上になれよ」
と、夫が私を促しました。愛撫の軸はそのままに、私も淫情に熟成された下腹部を
夫の顔面に乗せ掛けたのです。私達は69の体勢でハッスルしはじめました。
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「ああーん、いいーっ、痺れちゃうっ、き、きもちいいわぁ・・・」
私はもう夢心地でした。夫の屹立を咥え、またヌレヌレの秘部を舐め回されて、
私の性感は天井知らずの勢いで舞い上がっていったのです。

「うっ、くうーっ、何だか腕が上がったんじゃないか。も、もう堪らん!」
夫も極限まで追い込まれたようでした。
私の口中でいまにも爆発しそうな漲りを見せていました。
そしてとうとう限界に達したのでしょう。

「よし、突撃開始!突入するぞォ」
おどけた台詞とともに夫が最後の体勢に入りました。
素早く体位を入れ替え、私にのしかかってきたのです。
「う、う、うあああーっ、待ってたわぁ、あなたっ」

カラダをふたつ折にされたかと思った瞬間、私は歓喜の絶叫を放っていました。
夫は真上からペニスをグサリと割れ目に刺し貫き、私はもろに串刺し状態でした。
「うおーっ、やっぱりホンマモンのHは応えられないなぁ!おまえのカラダは最高だよ」
夫の律動もノリノリでした。もちろん私がメチャメチャ感じていたことは言うまでもありません。

文字どおり私たちは身も心もひとつでした。カラダも呼吸もピッタリ合って、
極上の快美を共有していたのです。これこそまさに夫婦愛の極みといえるでしょう。

たまには男を摘むのも良いもんだわ・・・。
愉悦に揉みしだかれながら、私は心密かにほくそ笑んでいました。
こんなに素敵な思いが出来るのもみんなあの夜のお陰に他なりませんでした。

あの日、万里子と一緒に冒険しなければ、私はいつまでも夫のヤキモチ焼きの
うっとうしい男と言う考えを捨てられなかったことでしょう。
こうして新婚当時のフレッシュな気持ちを取り戻すことなど出来なかったに違いありません。

自分を正当化するようですが、世の奥様方も少しくらいなら
浮気も悪くないんじゃないかな、なんて思います。そうすれば倦怠期も何のその、です。
もちろん夫には内緒・・・が必要なんですけれど。
END
  1. 人妻の不倫
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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