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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 若い性を共有する享楽夫婦。其の四
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若い性を共有する享楽夫婦。其の四

◇若い二人の性◇
若い性を共有09
私達は今年で結婚35年目に入りますが、
こうした工夫によってこの長い年月を順風満帆に生きてくる事が出来ました。
露出狂めいた遊び、野外での交合、SMの真似事などを経て、
なお私達夫婦の冒険は続いていうるのです。

考え付く限りあらゆる性のチャレンジを試みてきた私達ですが、
浮気と言うものに手を染めたのは十年ほど前の事でした。
私も夫も同じ時期に愛人を見つけ、お互いの同意のもとに不倫を始めたのです。

私の相手は、原島豊(仮名・二十五歳)というウチの会社に出入りする営業マンです。
そして、夫の相手はウチの会社の経理を見てくれている経理事務所の職員で、
彼女の名は川西麻子さん「仮名・二十三歳)といいます。

「麻子ちゃんて、とっても可愛い人ね。あなた、彼女に気があるんでしょ?」
最初に、夫を挑発したのは私でした。
「私には分かるのよ。あなたは、あの娘を抱きたいと思っているでしょう?
 いいのよ、麻子ちゃんと浮気しても・・・」

図星を指されたのか、夫は何も言い返しませんでした。以前から私は、
夫と川西麻子がお互いに好意を持ち合っている事に気付いていたのです。
「可哀想に、あの娘、小さい時にお父さんを亡くしてるんですってね。
 あなたに、お父さんの面影を求めて居るのかも知れないわ。
 私は構わないのよ。あなたが麻子ちゃんを慰めてあげても・・・」
「そう言うお前はどうなんだ?オレだって、原島の奴がオマエに色目を
 使っている事ぐらい知ってるぞ」
「まあっ、ご存知だったの?」

我が社に備品を納入する営業マンの原島豊は、
ちょくちょくと私に誘いをかけていました。
聞いたところによると、彼は名うての年増キラーで、
年上の女にしか興味が持てないという話でした。

「オレが麻子を抱くから、おまえも原島に抱かれろ、
 オレたちは、いままで何でも一緒にやってきたじゃないか。
 原島は、あの通りの色男だ。オマエだって、満更じゃあるまい?」
「あなたったら・・・何でもお見通しなのね」

こうして私達はお互いにお墨付きを与え、自分の娘たちよりも若い相手と
情事を重ねる様に成ったのです。けれども、原島豊と川西麻子には公認の浮気
と言う事は内緒にしていました。


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若い性を共有10
麻子と夫の関係は私は知らない事になっていましたし、
また原島と私の関係も夫の預かり知らぬ事に成って居たのです。
飽くまでも秘密の関係という事にしておかなければ、
不倫のスリルが薄れてしまうからです。

それまで数々の色事を経験してきた肉体ですが、
夫以外の男に抱かれると言うのは初めてでした。
しかも相手は私よりも二周りも若く、惚れ惚れするような美男子だったのです。
おまけに性の能力も上々と来ていましたので、私が夢中に成らない筈はありません。

不倫に血道を上げていたのは、夫も同様でした。夫も麻子の瑞々しい肉体を堪能し、
かってない快楽を貪っていたようです。
いくら公認とは言え、こんな私達の間に嫉妬が起きない筈は有りません。
私達はお互いの情事を細かく報告し合っていました。
夫の話を聞くたびに私は麻子を妬ましく思い、
夫もまた私の報告に耳を傾けながら原島を憎く感じていたのです。

けれど嫉妬という感情は、ときには優れた刺激剤の役目をして呉れるものなのです。
嫉妬に身を委ねながら夫婦で肉体をぶつけ合うというのも、また乙なものでした。

お互い若い愛人との情事を楽しみ、その一方で嫉妬の火花を散らしながら
夫婦の営みに励む・・・五十の声を聞こうというご夫婦の中で、
私達ほど肯定的で、そして充実した性生活を送っている夫婦は
他に見当たらないのではないでしょうか。

私は、経理の仕事を手伝う為に夫の会社に一日おきに出勤しています。
私が会社に顔を出すと、それにあわせる様に原島が納品にやって来ます。

「これ先日注文頂いた品物です、宜しくお願いします」
納品書やら送り状やらと一緒に、原島は一枚のメモを私に渡すのです。
メモには、○月○日○時に、いつもものホテルで待っているとの走り書きがあります。
週に一度か二度、私はその誘いに応じます。

その日も、出勤した私の元にメモが渡されました。
その日は朝から、原島とデートする心積もりでした。私の肉体はこの頃、
三日を置かずに原島に抱かれなくては気が済まなくなっていたのです。
若い性を共有11
私達の密会場所は、都心のあるラブホテルと決まっていました。
大抵会社が終わってから二人別々にホテルに直行するという手筈に成って居たのです。
「ごめんなさい、遅くなっちゃって・・・。少し社長と話ししていたものだから」
私が行くと、原島は待ちくたびれた様な顔でビールを飲んでいました。
「話って、いったい何だったの?」

早速、原島が私に甘えかかりました。年上の女に目がないだけあって、
彼は子供のように甘えるのが好きな男なのです。
「まさか、僕たちの事に勘づいたんじゃあ・・・」
「ふふっ、ちがうわよ、おバカさん、こんど、私とあなた、
 主人と経理事務所の麻子ちゃんで飲みに行こうって話しをしてたの」
「何で、その四人で飲みに行くのサ?何だか変だよ。
 こう言っちゃ弥生さんに悪いけど、社長と麻子ちゃんって怪しい雰囲気だし・・・
 やっぱ、僕と弥生さんのことに気づいてるんじゃないかな」
「心配しなくても大丈夫。たたの親睦会よ」
「そうかい。でも社長にバレたとしても、僕は弥生さんとは別れないからね」

言いながら原島は、私の膝に突っ伏しました。
こういう仕種は、年上の女をジンとさせるものです。
思わず、私は原島の頭を抱き締めていました。
「相変わらず心配性なんだから。まあそこが豊の可愛いとこでもあるんだけど・・・」
「絶対、絶対に弥生さんから離れないぞ!僕、あなたにメロメロなんだ!」

豊の言葉に胸がキュンとしました。こんな台詞は口からでまかせと思ってはみても、
やはり言われて悪い気がするものではありません。
原島に対する愛しさが、心の底からこみ上げて来ました。

「好きなんだ、本当にすきなんだよォ、弥生さん!」
そのまま、原島は私をソファに押し倒そうとしました。
彼の唇が首筋に触れると、ゾクゾクッと快感が背筋を這い昇ってきます。

「ダ、ダメよ。シャワーを浴びたいわ。今日は、沢山汗をかいたから・・・」
「シャワーなんかいいよ。ああ、この匂い!弥生さんの匂いだ」
「ああっ、ゆ、豊・・・ベッドへ、ベッドへ連れてって!」
長身の原島は軽々と小柄な私を抱き上げ、そのままベッドへ運んでくれました。
  1. 夫婦生活の知恵
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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