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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 老人の貪欲な舌。其の二
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老人の貪欲な舌。其の二

◇神様が授けてくれた宝物
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14歳年下の女の名は、恵美子。
あれから6年、今だに恵美子と関係を続けています。
一人前の分別のある男なら、後妻のくちを見つけてやるとか
そう言う事をしなければならない処だったのですが、私のすけべ根性が
どうしても恵美子を手放せなくてこの日まで来てしまいました。

まあ恵美子の方も、
私に情を移して呉れている、と言う事もあるのかもしれません。
二人とも人様の思惑や蔭口など人付き合いとか世間体とかに
あまり関心が無く、そういう部分でウマが合うところはたしかにあります。

入籍してくれとは言わないから、此の侭の関係を続けていたい。
などと言ってくれます。まったくいじらしくてすけべで、
本当に良い女だと思っています。

私達は横浜と吉祥寺の中間位置に有る私鉄駅の近くに、
安アパートを借りて、週二回程のペースで逢っています。
この6年間ずっとそうやって続けて来たのですが、恵美子も私も
それだけでは足りないくらいで、じつにまあスケベに遣りまくって来ました。

もしかしたら、恵美子との出会いが私の青春の始まりだったのかもしれません。
よく濡れる恵美子の体は、抱いても抱いても飽きる事がありませんでした。

ところが、ここにきてひとつ困ったことが起きてきました。
私は恵美子と出会うチョット前に大腸癌の摘出手術を受けて居りまして、
その後遺症か、はたまた、青春を取り戻そうと焦って遣り過ぎたからでしょうか、
まあ年齢相応の自然ななりゆきかもしれませんが、70を過ぎたあたりから、
ペニスが言う事をきかなくなってきました。

こう言う事はすこしずつ起きてくるのかと思って居たのですが、私の場合は、
アッと言うまでした。それこそもう、パチンコで打ち止めをいわれたようなものです。
やばいな、と気が付き始めてから、半年もしないうちに、もうすっかりだめに
なってしまいました。


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052.jpg
それでもまあ、「バイアグラ」のお世話に成って、頑張っては来たのですが、
最近心臓の調子も衰えて来て、医者からは月に一度か二度にしておくように、
と言われています。

だからと言って、私も恵美子も、週に二回の逢う瀬はやめたくありません。
恵美子は昨年末に58歳に成ったばかりで、まだまだ女盛りです。
腰まわりのむっちりとした肉付きの触れば押し返して来る様な弾力は、
6年前とすこしも変わりません。そして、工場の事務所で仕事をしながら、
私にあそこを舐められるのを想像したりすると、じわっとパンティまで
濡れて来てしまう、などと言います。

「そんなに遣りたいんだったら、浮気しても良いんだよ」と私が言ってやりますと、
「あなたじゃなきゃ嫌よ」などと可愛い事を言って、勃起しない私のペニスに
必死にしゃぶりついてきます。

「俺のどこが良いんだ」と聞くと、
「貴方みたいに一所懸命にセックスしてくれる男とは会ったことがない」
と言われました。ただスケベなだけなのですが、言われて悪い気はしません。
とわいえ私自身やはり、恵美子とのセックスに人生をかけている、
と言っても良い位の気分はたしかにあるのです。

バイブを使えば良いだけかも知れませんが、恵美子はそれだけは絶対嫌だと、
と言います。感じないからではありません。昔、男にそれを突っ込まれて何度も
イってしまった経験が有り、そのあとのみじめな気持は二度と味わいたくない。
と言う事らしいのです。
058.jpg
じっさい私の舌の愛撫だけでイってしまう女であり、それだけで充分なのだと言います。
恵美子も間違いなくスケベな女なのですが、イくことよりも肌の触れ合いや温もりの
方を大切だと思って居るようです。

そう言う女だからこそ、まあ私も、
この老いぼれた体に鞭打って必死に頑張ってしまう訳です。そうして月に二度、
バイアグラの助けを借りて生身のペニスを三十分から一時間近くその熱い
濡れたオマンコに突き立てるのですが、恵美子にすれば、
その感激は今迄で生きて来た中のどんなセックスよりも味わい深いものなのだそうです。

ここまで書いてきて私は、
いい歳をしてノウテンキにノロケすぎていると反省しないでもないのですが、
それはもう私にとってそれほど可愛く大切な女だと言うだけで、
勿論銀座や六本木の女の様に華やかでもすこぶる美人でもありません。
他人から見ればそう羨ましいと思うほどの見てくれではないのかもしれません。

ごく平凡な顔立ちの女です。身体は脱げば中々のものですが、
べつに服の趣味が良い訳でも高い服を着ている訳でもありません。

しかしやっぱり、仕事一筋に青春時代をすごし、女にモテた事のない私に、
この歳に成って、神様が授けてくれた宝物かな?
と思わないではいられません。
  1. 合縁奇縁
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  1. 2014/03/22(土) 09:46:10 |
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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