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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 時代小説・旅道連越路春。其の十二
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時代小説・旅道連越路春。其の十二

*表題は『旅は道連れ越路の春』と読む。
旅道連越路春29(富山湾から立山連峰を望む)
◇玄庵内儀の間男を見つけるの事
来て見ると思ったより立派な表構えの家だった。内儀に会うと三十二、三の男好きする
顔立ちだが、、本人も随分男好きらしい脂肪の乗り切った良い年増だった。

それから病室に通って主人の新兵衛を診察すると、
喘息の気のあるところへ腎臓も悪かった。離れの病室を辞して表へ来ると、
「先生どうでございましょう、酷う悪いようでございましょうか」
内儀は眉をひそめたが、それ程心配らしくもなかった。
「急に直ると云う訳にも行きませんが、
 養生次第ですから、そう御心配にならなくてもいいよ」
「実は病人が是非先生に少し快く成るまで側に居ていただけないだろうかと、
 今朝、庄助さんに先生の事を聞いてからからそれを云い続けて居りますので
 色々ご都合の有る事と存じますが何とかお願い出来ませんでしょうか」

と、そう頼まれて見ると嫌とも云えなかったし、この内儀にも多少興味を感じたので、
とうとう承知してしまった。
伊助は七尾で味を占めていたので喜んで寿司屋旅館に踏み止まる事になった。
それから玄庵は坂田屋の二階で寝起きして、新兵衛の病気を治療する事になった。

ところが或晩、表をぶらついて坂田屋の手前まで戻って来ると、
二三間先を歩いていた男が坂田屋の家へすっと這入って行った。
玄庵は暫くしてから戻ると、女中が出て来て直ぐに表の掛金を下ろした。
玄庵は二階の寝床へ這入ったが、どうも今の事が腑に落ちなかった。

坂田屋の家に来てからもう三日になるが、ついぞ家族の内であんな男を
見掛けなかった。ひょつとすると、と玄庵は好奇心が湧き上がって来た。
玄庵はもうじっとしていられなかった。じっと家内の様子を窺ってから、
そっと階段を這う様にして下りて行った。内儀のお須磨の寝ている部屋は
一番奥の部屋だった。

玄庵は気付かれないように足音を忍ばせて、そっと奥の襖の際に歩み寄った。
襖の隙間から覗くと部屋には行灯が点いていたが、
其処からは内部が良く見えなかったので、右側の襖を少しづつ開けて
漸く僅かの隙間をこしらえて、其処へ眼をあてると玄庵はハッとした。

それも其の筈で、其処には男女二つの身が裸で縺れ合っていた。
無論女は内儀のお須磨であった。玄庵の男根は一瞬にして勃起した。


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旅道連越路春30
男は三十七、八の何処かの番頭風の男だった。
お須磨は男の上に乗って両手でその首を巻いているし、
男もしっかりお須磨を抱いていた。男女の身体は布団の上で斜めになっていたので、
内儀の白い鏡餅を二つ並べた様な豊満の臀の割れ目に、大きく広がっている陰唇が
太い渋茶色の男根を咥えているのが、玄庵の方から丸見えだった。

もうよっぽどよく成って居ると見えて、お須磨の陰門から流れる淫水が
男根の竿を伝って睾丸の方へ溢れていた。二人はもう夢中で腰を遣っていた。
抜き差しする度に、淡紫色の陰唇が押し込まれたり、捲れ上がったりしていた。

「良さん、ようなってきたわ、あーッそこエエわ、もっとグッと押付けて、
 そ、それエエのよ、あーぁエエ、あーぁエエ、良さん、あたしゃもう死んでも本望だよ」
「しかしお内儀さん、こうしてお逢い出来るのも、旦那の御病気の間だけだと思うと、
 いっそ今の内に別れる方がましだと思うのですよ」
「何をお云いだね、どうせ旦那はもうダメなのだから、もし死んだら、
 お前とは天下晴れて毎晩こうして寝られるじゃないか」
「でも、お内儀さん、此の頃、何処かのええお医者が来ているそうじゃござんせんか、
 やっぱりお内儀さんは、旦那が大事なんだ」
「あれは、旦那が頼んだのよ、人の気も知らないで・・・、にくらしい・・・」

そう云いながらお須磨は、グイグイと睾丸に陰門を擦り付けると、
男も腰を廻してズボズボゴボゴボと臍の下へ擦り上げた。
「あーッ良さんもうイキそうになってきた、あれーもう堪らんわ、良さん口を吸わせて」
夢中で二人は舌を吸い合い乍、フンフンと鼻息だけを嵐の様にして、抜き差しする内に、
「あれ~、イク、イク、イクッ・・・」
と云った途端にお須磨の陰唇はキクキクと捲れ上がって、肛門の辺りまで大きく痙攣
したかと思うと、幼児が乳を余した様におびただしい淫水が溢れ出した。

玄庵の男根はもう始末がつかぬ程勃起していた。暫くして玄庵は寝床へ帰った。
ところが玄庵が夢中になっていたので気がつかなかったが、其れを又別な所から
見ていた者が有ったのである。
女中のお梅だった。お梅は良吉と云うその男が来た晩は、
玄庵がしたのと同じ様に、内儀と良吉との痴態を覗いて楽しんでいたのだった。
その晩もそっと足音を忍ばせて来ると、既に先客が居たのに驚いて、
それが誰であるのかを見届けてから、
お梅は物足らぬ気持ちで寝床へ戻ったのであった。
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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