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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 時代小説・旅道連越路春。其の十五
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時代小説・旅道連越路春。其の十五

*表題は『旅は道連れ越路の春』と読む。
旅道連越路春35
◇後家の病根を除き旅費を得るの事
三国屋は土地では一番の呉服屋だっただけに、今は休業中だが立派な構えの家だった。
こんな家で女中と二人暮しは、淋しいだけでも気欝症になるのは当然だった。

玄庵は女中に案内されて奥へ通ると熊野屋から通じて有ったので、
内儀は薄化粧に身じまいをして待っていた。
其れは医者を迎えるのではなく、まるで恋人でも迎えるようだった。

幾らか淋しそうだが、すらりとした色の白い端麗な容姿をしていた。
見た限りでは別に病人らしくもなかった。
矢張り夫に死に別れて閨房恋しさが積もっての気欝だとは一目でわかった。

お恵は玄庵に手を握られたり、胸に手を入れられたリするだけでも興奮するようだった。
「先生、どこが悪いのでしょうか、別にどこも痛みはしませんが、
 食もすすみませんし、折々のぼせて・・・」
「よくあることですよ。若くして御主人が亡くなられると、
 大抵そんなことになるものですよ。薬なんか幾ら飲んでも治らぬものですよ」
「どうすれば宜しいのでしょうか」
「端的に云うと、男女の交わりを行って溜まっている精気を抜く事です」
と、玄庵がそう云うと、内儀は見る見る真っ赤に成って俯いた。

「何も恥ずかしい事ではありませんよ、生理上、そうなるのです。
 御自身の事ですから一番よくお分かりの筈ですよ、お気づきに成りませんか」
「そんな事も時々ありますけれど、しょうがないと諦めているのです」
「それが原因なのですよ」
「でも、しかたがありませんわ」
「お内儀さんさえ良ければ、何としてでも気の晴れるようにしてあげるがねぇ」

玄庵は急に小声に成って、内儀の官能に訴える様にそう云うと、
お恵はハッと逆上して一瞬怒ったような顔になったかと思うと、
「先生、お願いしますわ」
と、両手で顔を覆うと玄庵の膝に伏せた。玄庵の膝は内儀の涙で濡れた。


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旅道連越路春36
その晩から玄庵は三国屋の家に泊まる事になった。
さすがの玄庵もお恵にだけは、昼間から陰門に手を入れるような、
不躾な事も出来なかったのである。

夕方風呂に這入ってから内儀の心を込めたもてなしで気分良くなって奥の間の
寝床に這入ったが、中々玄庵は眠るどころではなかった。
内儀は女中を先に寝かせてから、再び風呂場の方へ行った様だったが、
それから物音もしなかった。あんなに云ったが来るのだろうか、
玄庵は気がもめて愈々眼が冴えた。

大凡半時も経ってから取り合いの襖がそっと開いた。ハッと胸が高鳴ったが、
わざと寝た振りをしていると、遠慮深く布団を捲くった。
玄庵が眼を開けると、枕をさげて長襦袢一つに成ったお恵が、
そっと腰から這入って来るところだった。お恵は風呂に入ってかなり念入りに
化粧をしていたので、宵に見た時とは人が違ったほど艶めかしくなっていた。

玄庵の欲情は瞬間に眼が眩む程燃え上がった。
玄庵は寄り添って来たお恵の首を片手で巻いて美しいその唇に唇を押し当てた。
やや長い間そうしている内に、お恵の鼻息が段々荒くなって、興奮の為に身体を
震わせていた。玄庵はお恵が長襦袢の上に締めた細帯を解いて、
前を拡げて引き寄せた。

玄庵も前を拡げていたので、あたたかい下腹と下腹がぴったりと合った。
猛然と勃起立った男根がお恵の内股に触れた。

すると、お恵はカッとなって玄庵の腿の下に膝を入れてぐっと大きく内股を拡げ、
左の肢を上に乗せて男の身体を引き寄せるようにした。
旅道連越路春37
玄庵が口を吸ったまま横抱きに片手を持ち添えて四五偏空割それから淫核の上を
擦ると、もうそれだけで、「うーッ」と身体を反らす内儀だった。

雁先を押し入れて口元でヌルヌル擦っておいて、
グッと腰を押して難なく根元まで押し入れると、太い男根の痛烈な刺激でお恵は、
「うッ・・・、あぁぁぁ」
と思わず悲痛な呻き声を上げた。

湯の中で火照ったお恵の陰門は穴の中のビラビラした肉襞も多く、
ヌイヌイと抜き差しすると、太い男根に吸い付いて、口元で食い千切られる様な
上開で、云う所の蛸壺陰門だった。男の命取りにも成る陰門だった。

感激した玄庵はお恵の上になった肢をぐっと上に引き上げて、
深く浅くヌイヌイと抜き差しすると、長い間交合から遠ざかっていたお恵は、
忽ち正体もなく取り乱した。

「あれーッよくなってきました。先生、もう堪りませんわ。
 どうしょう、あぁぁエエ、エエ、もう死んでも本望ですわ。
 先生、あたし堪らんわ。もう、そんなにすると、死んじゃうー・・・」

よくなってくると、お恵は顔を真っ赤にして、眉を寄せながら、
美しく結った丸髷の髪の乱れも構わず、枕を外して玄庵の身体を
息の止まるほど抱き締めて、グイグイと夢中に成って腰をつかった。

其の内に名状出来ぬ様な快感の絶頂がきた。
「あーッ先生、もうイクわ、イクわ」
「おやりよ、わしもイクよ」
「あーッ、イク、イク、イク」
「それ、わしもイク、イク、イク・・・」
玄庵がイッテしまってからも。お恵の陰門はピクピクと痙攣していた。
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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