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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 時代小説・旅道連越路春。其の十七
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時代小説・旅道連越路春。其の十七

*表題は『旅は道連れ越路の春』と読む。
旅道連越路春40(越後と言えば、上杉謙信公)
◇金を取り戻して女を得るの事
すっかり日が暮れた。何も知らぬ加島屋は、湯上りの胸を拡げて心地よげに、
夕食の膳に向かった。それも其の筈で、今夜は女をものにした上で金を巻き上げる
算段だったのであるから、いい気に成ってほくそ笑んでいたのも無理はない。

もう其の時は玄庵から宿の亭主に話し、亭主は女中を呼んで手筈を言い聞かせると、
玄庵から紙に包まれた粉薬を渡された。加島屋がかなり酔いの廻ったところで、
女中が眠り薬を仕込んだ銚子を持って上がって来た。
「もういけないよ」
「まァいいじゃありませんか、酔い過ぎたらあたしが介抱しますわ。
 これだけ飲んで酔っておくれよ」

そう云って媚態を見せると、加島屋は目尻を下げて、その気なら、うんと酔って十二分に
女を泣かせてやろうと、早やピクピクと男根を勃起させながら、
杯を受けてグイグイと眼むり薬の入ったその銚子を見る見る内に空にしてしまった。

「あー、酔った、なんだか眠くなってきやがった。寝床を敷かせてくれないか」
女中が上がって来て布団を敷くまでもなく、加島屋はもうぐったりと眠ってしまった。
「先生、寝てしまいましたわ」
芳乃は玄庵の部屋に来た。玄庵と伊助が死んだ様に成っている男を寝床へ入れてから、
荷物を調べると取られた胴巻きがそのまま出て来た。
中を調べると、中身の小判はそのままで、別に財布に入れていた小粒が半分程に
成って居るだけだった。包みを元のようにした。

「ハッハハハハいい気味だなァ伊助」
「あっしゃもうグッと溜飲が下がりましたよ。今夜は気持よく眠れまさァ」

伊助が自分の部屋へ行って暫くすると、
「先生、今夜はここで寝かせて頂いてもいいでしょう」
女がそっと這入って来た。
「いけないね、男女七歳にして何とやらと云うからね」
「フフフフフあたしゃもう二十六ですからいいでしょう」
「ちがいねえハッハハハ」

芳乃はさっき風呂の中で腰に触った玄庵の男根の異常さに、
烈しい欲情を燃やしていたので、寝床の中へ這入ると、
もう息苦しい程淫情を燃やして、玄庵に抱きついてきた。

玄庵は抱き付いて来た芳乃を丸裸にして自身も寝巻きを脱いで裸になり、
左手を背に廻して女の乳を掴み、舌を吸って右手の指を陰門を入れて、
ヌルヌルとくじり廻した。芳乃はもう三ヶ月余りも閨房から遠ざかっていたので、
玄庵から三ヶ所の急所を責められると、もう狂気のように興奮した。


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旅道連越路春41
「先生、そんなにしられるともう辛抱出来ないわ、
 あーッもう堪らんわ、先生、もう堪忍して」
と身悶えしながら喘いでいたが、堪りかねたのか、身体を起こして逆に玄庵の足の方へ
倒れると、仰向けになって片手で太い男根を握って上下にグイグイと摩擦した。

柔らかい手で雁ふちから胴中へかけて扱かれると、玄庵とて堪る筈はなかった。
二人の身体は丁度頭と逆に並んで仰向いていたので、玄庵は右手を伸ばして
指先を陰門に押入れて親指の腹で淫核を撫で廻した。
そして二人は夢中になった。ダンダンよくなってきた。

よくなってくると、芳乃の陰門の中は、火の様に熱くなって、膣襞はブカブカに
手首まで這入る程膨張してきた。玄庵は指を三本に重ねて陰門の中を掻き回した。

芳乃は堪りかねて臀を廻しながら滝のように淫水を流した。
その内に快感の絶頂になると愈々夢中になって、掌の上にぽつりと唾を落として、
一層烈しく男根を摩擦した。不意に芳乃は玄庵を掴んだ。

「先生、いくわ、ちょつと待って」
「よくなったら気をやってもいいよ」
そう云って一層烈しく陰門の中で指をくねらす。途端に夥(おびただ)しい淫水が
湧くように溢れて来たかと思うと、芳乃の陰門はピクピクと大きく痙攣した。
「先生、ひどいわ、とうとうやらせて」
「これから入れて何度でもやらせて遣るよ」

玄庵は横に寝ながら女の右肢を肩にかついで、内股へ右肢を割り込み、
もう八九分までイキかけて恐ろしいほど勃起させていた男根を、
芳乃の陰門に押し当ててぐっと腰を押すと、一度やって淫水が溢れて入るだけに、
ヌルヌルとさしもの太い男根も一息に根元まで滑り込んでゆく。
痺れるようなその快さに、女は「ヒーッ、ヒーッ」と思わず悲鳴のようなヨガリ声を上げた。

「あーッ、エエ、エエ・・・、先生、またよくなってきたわ、あーッ、よくこたえる!
 もう堪らんわ、どうしよう、なんでこんなエエの。あーッ先生・・・、
 そこ堪らんわ、あれー、またイクわ・・・、イクわ・・・うぅーッ」

玄庵はすかさずヌイヌイ抜き差しした。一度気をやった女は、太い男根でグイグイと
急所を責められては、堪えられる筈もなく、それに玄庵が右肢に巻きつけて、
抜き差ししながら指先で淫核を責めたのでいっそ堪らず、
「あれ~イク、イク」と再び陰門を痙攣させた拍子に玄庵もたまらずアッと思う間に
ドクドクドクッと気がいってしまった。
旅道連越路春42
疲れた二人は翌朝遅くまで寝ていると、隣の部屋から大声で女中を呼ぶ声が聞こえた。
暫くして女中がが上がって来た。
「お呼びですか」
「お呼びもないもんだ、連れの女はどうしたのだ。あいつはゴマの蝿だ」
「どうかなさったのですか」
「どうもこうもあるもんか、胴巻きをすっかりさらっていきやがったのだ、
 亭主を呼べ、どうしてくれるんだッ」
「まアまアそう大声をなさらんでも話はわかりますから」

声を聞きて上がって来た亭主が宥めると、男は一層いきり立った。
「さアどうして呉れるのだァ、五両や十両のはした金どゃねぇんだぜ」
「そう仰言ってもあなたがお連れに成った方じゃございませんか、
 何も手前の方が相客とした訳ではなし・・・」
「やいやいそれなら、なぜ俺に云わないで早くたたせたのだ、
 おめえの方でなんとかしなけりゃ承知出来ねぇ」

そこへ芳乃が現れた。芳乃の顔を見るとホッと安心したらしく男の顔はほころんだ。
「なんだいたのか、冗戯するからびっくりするじゃねえか」
「何ですの、朝早くから、人聞きの悪い、あたしゃ何もしりませんよ」
「何。知らねぇ、おい、芳乃さん、人を舐めると承知しねえぜ、
 何も云わないで早くだしてくれ」
「知らないったら知らないわ、夢でも見たのやないの」
「このあま、女だとおもっておとなしく出りゃいい気になりやがって、
 一体俺を誰だと思っていやがるのだ」

「分かってるよ、加島屋博次とか云うゴマの蝿だろう」
玄庵と伊助だった。男はみるみる青くなった。
「加島屋さん、折角だったが返して貰ったよ、これでお互いに恨みつこなしだか、
 考えてみるがいい、お前さんが人のものを盗んだ金でも取られたらそれだけ
 腹が立つのだから、ちっとは人のことも考えて、悪い事はしなさんな、
 そう云う事をしていると、きっと先はよくねぇのだから」
「何を云やがるんだ、もうこうなったら破れかぶれだ、うぬッどうするか見やがれッ」

と玄庵に掴みかかろうとするところへ、宿の亭主が知らせてあったと見えて、
ところの目明しが、客人を押し分けて前に出た。
「神妙にしろ」
「あぁぁぁ」
と驚いたがもうその時は遅かった。
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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