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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 雪乃と真利子と言う女。其の十
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雪乃と真利子と言う女。其の十

雪乃と真利子10-1
新年に成って真利子も色々なセックスパターンに馴染んで来た所で、愈々アナルを
調教する事にした。少し無理したと見えて真利子は数日の間ガニ股になり、掃除婦仲間に
「お楽しみのようね」と冷かされたという。でも其の事を嬉しそうに私に語るところを見ると、
私のどんな要求にも従順に従う性の奴隷に確実に変貌している何よりの証拠であった。

その後谷川酒造に行き、谷川夫人のアナルを責めた。
私はアナルのダブルヘッダーだなと苦笑した。

真利子のセックステクニックは、逢う度事にグングン上達して行った。
でも私も歳だから疲れるのだ、パータンは真利子が上に成る体位が多かった。

薄い粗末な布団の上で時雨茶臼でペニスを嵌め込んだ真利子は、
私の腹の上で巧みに腰を使いながら、
「あなた、今度の金曜日も来てくれるんでしょう」と言った。
『それが都合悪いんだよ』

私は谷川夫人の相手もしなくては成らないので、
怱々真利子ばかりに関わっては居る訳には行かないのである。
「ああん、来て呉れないの。私、今発情期なのよ、こんな身体にしたのはあなたよ。
 ああ男がほしいなぁ」真利子はそう言って溜め息をついた。

それは確かにそうであった。ふと私はあるアイデアが浮んだ。
谷川を代役に使えないだろうか。男と言うものは永年見飽きた妻の肉体には
欲情しなくなっても、女が変れば案外ペニスが立つものである。

『真利子、谷川に抱かれてみないかい』
私は断られても元々だと思って提案してみた。
「ええっ、谷川くんと・・・」
『そうだよ。谷川酒造の会長だよ。社長職は若い奥さんに譲って毎日暇らしいよ』
「そうなの。でも私と関係したことが判れば奥さんとの仲が悪くなるんじゃない」
『それがとてもフランクな人間の出来た人で、亭主の浮気には寛容らしいよ』
「あっ判った。私の感だけど、谷川くんの奥さんはきっと誰かと浮気してると思うわ」

私は真利子の洞察力の鋭さに舌を巻いた。


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雪乃と真利子10-2
「それじゃ私、谷川くんに抱かれてみるわ。違う男の人に抱かれるのも勉強だわよね」
『でも、谷川以外の男にのめりこんじゃ駄目だよ、真利子には俺と言う男が居るんだから』
「わかってますよ、私が愛して居るのはあなただけよ、身体は開いても心までは開かないわ」
私の言葉に真利子は“愛している”と初めて言った。

そんな遣り取りが有ってから、私は谷川にそれを伝えた。
谷川が受けてくれるなら、真利子は金曜日の夜、午後七時が良い事も伝えた。

「えっ、本当かい。あの杉山真利子を抱けるのかい」
『本当だとも、問題はお前の糖尿病だという逸物が役に立つかだよ。』
「なあに、それなら心配いらんよ。実はなぁ俺は偽糖尿病なんだ。
 家内の要求が激しいのでお前に代役して貰って居るけど、
 別の女だったらピンピンだよ。
 特にあの真利子と遣れるなら三発ぐらいやってやりまくるぞ」

大乗り気の谷川は早速金曜日をSシティホテルに予約を入れた。
「お前は其の日は俺が別のNホテルを予約して金も払っておくから
 家内を抱いて遣って呉れ。
 この間の金曜日お前は真利子の方に行ったので
 家内がふてくされてたぞ。今度はしっかり頼むぞ」

当日になった。私はNホテルのロビーで新聞を読んで待っていた。
横にはカバンがあり秘密の性愛の為の小道具を入れて置いた。
谷川夫人とは五回目のデートだった。
鉛色の空には厚い雲が空を覆い今にも雪が降り出しそうな気配だった。

赤いオーバーの谷川夫人が颯爽とやって来た。女社長ぶりもすっかり板につき、
堂々とした貫禄だった。夫公認の浮気だから本来こそこそする必要はないのであるが、
この地では顔の知られた谷川酒造の女社長が男と逢引しているとメディアなどに
流されてはやはり不味いのである。もし他人に見られても、何とでも言い訳出来るのが
シティホテルのロビーである。
雪乃と真利子10-3
谷川夫人はオーバーを腕に掛けていた。今日は洋服だった。ストールつきのグレー系統の
ニットのワンピースが似合っていた。
そして黒の網タイツが透けて見える皮膚の白さを一層際立たせて煽情的だった。

「長野さん、最近はお忙しかったのでしょう。今日は無理言ってすみませんね」
二人は、人目を避ける為に、別々に行動し、目的の部屋の中で落ち合った。
部屋はダブルベッドがある豪華な部屋だった。
十四階建ての最上階に有るスイートルームから眺める夜景は素晴らしかった。

私はルームサービスでコーヒーを注文した。
やがて運ばれてきたコーヒーを静かに飲みながら素知らぬふりして、
『谷川は、今日は家で留守番ですか』
とたずねた。
「なんでも高校時代のラグビー部の新年宴会が東京であるとか言って、
 朝早く出掛けて行きましたよ」
『ああ、そうですか』
私は何がラグビー部だよ、杉山真利子とベッドの中で堅くスクラム組んでいるのに、
と、おかしかった。

『どうでしょう、そろそろ』
「ええ、そろそろ・・・」
**
第三者には意味不明の会話だが、私達二人には十分であった。
谷川夫人と私は裸に成って浴室に向かった。髪をアップにしてピンクのシャワーキャップ
を被った谷川夫人はとっても綺麗であった。

「わたしこの頃よく言われますのよ。なんだか随分色っぽくなったたって。
 旦那によほど愛されているのだろうって、冷かされますのよ」
『そうですか。ほんとうの美人は内側から綺麗に成るといいますからね。
 私のミルクがお役に立っていますかね』

やはり私と肉体関係が出来てから、谷川夫人は傍から見ても綺麗に変って来た様だ。
女性が美しく成る為には適度のセックスが有効だと、テレビに良く出る医者も言って居た。
本当にそうかもしれなかった。浴槽の中で二人は見詰め合った。そして微笑んだ。
私は谷川夫人の肩を抱きキスをした。谷川夫人も情熱的に舌を入れてきた。

日頃は谷川酒造の従業員の前で、或いは国税局やその他の諸々な場面で
社長として威厳を保たなければ成らない谷川夫人が、女性の素顔に戻れる空間が
このホテルの部屋であり、一糸纏わぬ生まれたままの裸身を曝け出せるのが
このバスルームと言う狭い空間であった。
  1. 二人の女
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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