珠江夫人五十歳。其のニ
女性の部屋らしくケースに入った博多人形や京人形を載せた和箪笥や
塵ひとつ無く磨き抜かれた三面鏡など何れもキチンと整理されて居る。
加藤夫人は私に座布団を薦めながら、
胡坐をかいた私の股間が盛り上がって居るのを見て、黙って微笑んだ。
『この部屋は涼しいですね』
私はうろたえて、当たり前のつまらない言葉を発した。
加藤夫人はそれには答えず、
「ところで、高石さん、主人からあんな変な銀婚式プレゼントの話を聞かされて
さぞびっくりされたことでしょう」と言った。
『加藤先生が心筋梗塞に成られたのは、たしか六十五歳の時でしたね』
「ええ、よくご存知ですわね。
あれ以来、主人とは夜の生活は全く無しなんですのよ」
『それは本当にお辛いでしょうね。よく判ります』
銀婚式の奥様へのプレゼントである、私とのセックスつき温泉旅行の日時を
加藤夫人が決めただけで、場所その他の細部については全部私が、
お膳立てしてやることにした。そもそも費用の一切を加藤先生が支出するのだから、
大船に乗ったようなものである。
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「ところで高石さん、旅行まで待ち切れないわ。
今ここで噂のカリスマオチンポの味見させて下さらないかしら。
むろん主人は私が何しようとも全部許して呉れますから、遠慮なさらなくても良いのよ」
加藤夫人は座布団の上で立ち上がるとワンピースの内側からショーッを取り去って
股を広げて座った。そして私が敷いていた座布団もそれにくっ付けた。
これではまるで場末の飲み屋の女が遣っていた座布団売春みたいではないか。
私はズボンを脱いで下半身を露出し、座布団に尻をつき対面座位の姿勢を取った。
加藤夫人も白々として油の乗った太腿を180度開いて放恣な色気を見せている。
黒々として柔らかな繁みの中にぬめっと光るピンクの秘裂がオスを挑発する。
もう割れ目はズルズルに成って白濁した淫汁が座布団の上に垂れてシミを作っている。
やがて加藤夫人は右手の親指と人差し指で輪を造るようにして
硬直した魔羅を握ってゆっくりとしごいた。
魔羅は赤紫色のカリを更に容積を増大し長さを延ばした。
「まあ、凄いわ。太過ぎるわ。ナマを触るのは七年ぶりよ。これがカリスマオチンポなのね」
私は加藤夫人が怯えたような表情を示した時に、いささかマゾヒスティックな喜びを感じた。
『奥さん』
「奥さんなんて言わないで。二人の時は珠江って呼んでよ」
『でも、ここはラブホテルじゃなく加藤先生の家でしょう、
やっぱり奥さんとしか言えませんよ。奥さん、私の魔羅を入れて欲しいんでしょう』
「ええ。でも怖いわ。ゆっくりね」
『奥さん、サックは?』
「ナマで良いの」
私は腰を前へ進めて魔羅の先端を陰裂に宛がった。
そしてヌラヌラした液にまみれた先端で肉色の豆を擦った。
「ううっ、とても気持ちいいわ」
『奥さん。久し振りのオマンコは素敵だろう』
「ねぇ、高石さん、お願い。早く・・・」
加藤夫人は腰を揺すって催促した。
私はグイと魔羅を突き入れた。
亀頭が半分ほど入った所で肉の壁に突き当たった様に進めなくなった。
「うっ、痛いわ」
加藤夫人は私の胸を押した。魔羅が外れた。
女性の膣は長いこと使用しないと廃用萎縮で穴が狭くなるのである。
『奥さん、もう一度トライするからね。処女膜は既に破れて居るのだから、
処女を破られた時に比べれば、我慢できない痛さではないでしょう。
痛くとも、じっと我慢しないと、銀婚式のプレゼントは貰えないよ』
私は加藤夫人の腰を両手で捕らえて逃げるのを許さず強引に魔羅をねじ込んだ。
こうなると、もう強姦に近い。
「ううっ」
本能的に腰を引こうとするのを男の腕力で制圧して根元まで嵌めて、
加藤夫人の白い肉体をさし貫いた。
「ねぇ、高石さん、お願いだから暫らくじっとしててね」
対面座位で私と抱き合った加藤夫人は私の耳元で喘ぎながら囁いた。
わたしも膣がわたしの魔羅のサイズに馴染むまでは動かさない積りだったから
黙って頷く。でも五分もじっとしていると、なんと腰を動かし始めたのは、
加藤夫人の方であった。サネを私の魔羅の根元に擦り付けるように、
微妙に腰を使うので有る。
私が其れでも、じっとしていると、
「もう、痛くないわ、高石さんも、腰を使ってくださってよろしいのよ」
と加藤夫人は言った。
私はゆっくりと腰を使いだす。女泣かせには経験豊富な私の腰使いで有る。
謹厳実直な夫であり大学教授有った加藤先生の義務的なセックスしか味わって
いないであろう加藤夫人にとっては余りにも刺激的で有りすぎた。
燃えるような快感に加藤夫人の子宮がヒクヒクと動き出す。
『奥さんのオマンコは熱くて良く締まってとても気持ち良いよ』
私は何時しかズッボズッボと大腰を使って快楽の断崖へ加藤夫人を追い詰めていく。
長幹雁高の魔羅のタフなピストン運動は、
加藤夫人のピンクの陰唇を捲くり込み膣内部で暴れている。
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ご挨拶
Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。
生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。
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