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詩(うた)と小説で描く「愛の世界」 小説・大岡川ラブロマンス。其の九
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小説・大岡川ラブロマンス。其の九

◇ユニクロファッションの大学生
芸者秘話5-3
今時の大学生の定番に成っていると言うユニクロファッションで身を包んだ、
背の高い、がっちりとしたスポーツマンらしい学生の姿を見ながら、
「えぇ、そうですが・・・貴方は?」
「やっぱりそうでしたか。僕は早川豊と言います。神大の学生です。
 実は妹さんの千恵子さんとお会いしてきたんですが・・・、
 先程から此処でお姉さんをお待ちしいたんです。」
「そうですか、妹をご存知なんですね」
「えぇ、ちょっとしたことから半年ほど前から知り合いました」
「全然聞いていなかったわ。あの子はあたしに何も言わないんですもの、
 こんなところでは何ですから、あたしの知って居るお寿司屋さんが、
 近くに有りますから、そこへでも行きませんか」

アズサは並んで歩きながら、大学生の肩の処しか背が届かないので、
「こうして歩くとまるでお兄さん見たいですね」
と、笑って見せた。大学生は照れて頭を掻いた。寿司屋の二階座敷に向い合って
相手の学生を見ると、キリッとした鼻筋の通った美青年であった。
惚れ惚れするほど、顔形に品があったが、生活はそれ程豊かでもないらしくて、
靴下には穴が空いていた。

「何ですの、お話って」
「大変お気を悪くするかも知れませんが、
 僕の兄貴が会社のお金を使い込んで遊びを止めないんです。
 どうも兄貴は千恵子さんに夢中になっている様子なんで、
 僕は、如何にかして兄貴の遊びを止めさせたいので、
 千恵子さんに会って、それとなく兄貴に愛想尽かしして貰おうと思ったんですが、
 どうも、千恵子さんが・・・」
「あら!妹が言うことを聞かないんですか」
兄思いの大学生の表情つくづくと眺めた。

「いいえ、余りお若いんで、話が難しかったんです。
 それで、大変失礼とは思ったんですが、お姉さんである貴女とお会いして、
 お願いしょうと思ったんです」
「そう、そうだったの、ねぇ、豊さんと仰いましたわねぇ、
 豊さん。貴方は好い人なのねえ、良いわ、あたしが妹によく言って聞かせて、
 お兄さんにはもう二度とお店に来ないように、愛想尽かしをさせますわ。
 それで良いでしょう」
その時、注文した物が運ばれて来た。


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芸者秘話4-3
「お願いします、それから、此処に百万円あります。
 このお金は僕が父の遺産として貰ったお金で、来年イギリスへ留学する時に
 使う積りで取って置いたお金です。兄貴が会社のお金を使い込んだ金額は、
 七、八十万らしいんですから、このお金を千恵子さんから、兄貴が遊んだお金の
 全部だと言って、返してやって下さいませんか」
「まぁ!貴方ッて方は・・・本当に好い方だわ、わかりましたよ。確かにそうしますよ」

百万円の札束をハンドバックに納めたアズサは、商売柄、色々な人生の浮き沈みを
見て来たが、これ程、胸のすく美しい話は聞いた事がなかった。
「お願いします。弟の僕の名前は絶対に出さないで下さい。
 これで義姉(おねえさん)も喜びます」
「えぇ承知したわ、それでこの問題が片付いたら何処へお知らせしたら言いの」
「別に知らせて下さらなくても、兄貴の態度でちゃんとわかりますから」

「そうはいかないわよ、こんな大金を預かった以上は、あたしの気持ちも済まないじやないの」
「それでは学校の方にお手紙を下されば良いです。僕は工科の方ですから」
「そう、じやぁ工科宛に豊さんにお手紙を差し上げるわよ」
アズサはハンドバックから手帳を取り出して、大学生の連絡先をメモした。

運んで来た寿司を大学生に勧めた。アズサは若い大学生のキリっとした男ぶりに、
思わず見惚れて心がときめいた。
「お礼にサッカーの試合の時、日産スタジアムの切符を送りますから観に来て下さい」
「貴方選手なの」
「いいえ、応援団長です。学科は自動車工学です、卒業したら自動車メーカーに勤めて、
燃料電池車の設計をやりたいのです。その為のイギリス留学です」
「凄い!夢のあるお仕事ですね、頑張って勉強してくださいね」

その夜はそれで早川豊という大学生と別れた。
前夜の下田との疲れが出て、骨の節々、体の筋肉の方々が痛んで来た。
約束を貰ってマンションに帰るとそのまま死んだように寝具に潜った。

アズサはその夜生まれて初めて夢色(男性の夢精と同じ)をした。
相手の男性はその夜会ったばかりの大学生早川豊であった。
日産スタジアムのサッカー場であった。アズサは女子高校生のセーラー服を着ていた。
お下げ髪をした自分の前に、大学生の豊が近づいてくる来ると、
「良く来て呉れたね、僕はまだ来て呉れないかと思っていた」
芸者秘話5-4
並んで座った豊は詰襟の学生服姿で、そっとアズサの手を握った。
「そんな事はないわよ。あたしはホラこんなに貴方を愛しているんですもの」
そっと握ったその手を自分の胸に抱いて見せた。
豊は彼女のむっちり盛り上がった胸の隆起にハッとなりながら、
「僕だって、貴女が好きで、好きでならないんです」
「あたしも、あたしも、死ぬ程好き、好きよ」
しっかと豊の両手を胸に抱いていた。

サッカー場のスタンドだと思っていたのに、いつの間にか辺りを見回すと、
二人は料亭の四畳半で一つの夜具の中で抱き合っている。
豊か逞しい上半身を起こして、
一!二!三!四!と両腕を屈伸させてラジオ体操の真似をしていた。
「まあ!凄いッ!豊さん!あたしに触らせて」

アズサは最前からラジオ体操の真似をしている大学生の股間に目を奪われていた。
大学生の股間には見事な逸物が隆々と脈打っていた。
アズサはその見事な方に視線を送っていたが、やがて、そっと握っていた。

「凄いわねェ、あたしこんな大きなもの、生まれて初めてよ」
顔を近づけつ感心しながらつくづく眺めていると、見る見る勃起して行く。
「そ、そんな柔らかい手で握られると何だか頭がボーッとして来て・・・
 ねぇ、僕にも貴女のを見せて下さい。僕はまだ女のを見たことがないんです」
「あぁん、いやァよゥ、あんまり大きな目で覗いたりしちゃ、
 ホンのちょっとだけ、ねぇ、ホンのちょっとだけよ」

「えぇ、許して下さるんですね、嬉しいッ!」
「あぁ、そんな・・・ねぇ、そっと、そっとでなくっちゃいヤ!」
「こう、こうですね、これならいいでしょう」
「あぁ、そんな大きなお目をして・・・あたしもう、恥ずかしいッ」
「何も恥ずかしいことはありませんよ。僕のだって貴女に握らせたじゃありませんか」
「だってそんなに豊さんたら大きなお目ですもの・・・じゃぁ良いわ」
と目を閉じると、
「あぁ、アズサさん、これ、これが貴女なんですね、何て素晴らしい体をしているんだろう」
太腿の間に顔を埋めるのであった。
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ご挨拶

万屋 太郎

Author:万屋 太郎
2006年9月に初稿をUPしてから
早くも14年が経過いたしました。

生まれ育った横浜を離れて6年前の1月に、
静岡県伊東市に移住いたしました。
山あり、湖あり、海あり、の自然環境はバッグンです。
伊東には多くの文人が別荘を持ち、多くの作品を
手がけて居られるようです、私もあやかって、
この自然環境の中での創作活動が出来ればと思っております。

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